『ブレードランナー ファイナル・カット』
本ときどき映画
先日、ルトガー・ハウアーが亡くなった。享年75歳。RIP。
ルトガー・ハウアーといえばレプリカントである。好きな映画のベストワンを選ぶのはナンセンスだけれど、私にとってはずっと『ブレードランナー』がベストワンで、ハリソン・フォード演じるデッカードはもちろんカッコいいのだが、主役は実のところルトガー・ハウアー演じるロイだと思っている。
Wikipediaによると『ブレードランナー』のバージョンは7つあるそうだ。1982年の公開当時、ラストシーンにいまいち納得できなかったのだが、1992年のディレクターズカットで修正され、2007年のファイナル・カットですっきり整理されて(デッカードがユニコーンの夢を見るシーンがカット)、完成形になった感がある。
この映画がすごいのは、何度観ても新しい発見があり、時代を超えたメッセージが発信されていて、すべての装置が細部に至るまでデザインされているところ。最近、『ブレードランナー ファイナル・カット』を観てみたら、2019年11月のロサンゼルスが舞台になっていることに気づいて驚いた。今年じゃん!
そんなわけで思い入れが強いので、2017年公開の『ブレードランナー2049』はまだ観ていない。観るべき??
■『ブレードランナー ファイナル・カット』
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