日本観光ガイド/酒井順子

図書館で資料を探していたら
「旅行書」の棚で見つけた。
ぜんぜん旅行書じゃないけど(笑)

外国人観光客への日本案内を装い
日本と日本人のミョーな部分を鋭く分析していて、
あ〜そうそうそう!と納得。

個人的には「宗教」「桜」「ヤンキー」
あたりがお気に入り。

開店休業/吉本隆明

食べ物の本、もう一冊。

吉本隆明さんが食の思い出を綴った40編に
それぞれハルノ宵子さんが追想文を添えている。
愛にあふれていて、ときに辛辣で
父娘のかけ合いにくすっと笑える。

連載当時の時系列で並べられているため
「父」が老いていくさまはせつないけれど、
「娘」がありのままを受け入れ、
最後まで寄り添う姿には頭が下がる。

もちろん食べ物の話もおもしろい(笑)
いい本です。

それからはスープのことばかり考えて暮らした/吉田篤弘

タイトルそのまま、
スープのことばかり考えている主人公の
淡々とした暮らしが綴られている。

登場人物がみな奥ゆかしくて前向きで
じんわりとよかった。
とくにドラマチックな展開もないのに
飽きずに読めちゃうところもすごい。

こんなおいしいサンドイッチ屋さんが
近所にあるといいのに。