だから荒野/桐野夏生

体調がいまひとつで
山行をキャンセルした土曜日の一冊。

「もう二度と会うことはないでしょう」
「 桐野文学の最高峰!」
って帯にあるんだけど、それは煽り過ぎ。

結末はいたって常識的で(新聞小説だから?)
桐野ファンには物足りないのか、
ネットのレビューでは酷評されている。
でも、こういうのもありだと思う。

私はフツーにおもしろく、
心臓がバクバクすることもなく
安心して読めました(笑)

ナリワイをつくる/伊藤洋志

いわゆる「働き方」論。
副題に「人生を盗まれない働き方」とある。

就社して専門職に従事するのではなく
いくつかの生業(ナリワイ)を持ち、
自給できるものは自給することで
生活そのものを楽しもう、という主旨。

世間的に負けることが気にならない
著者のいう非バトルタイプの人にとって
(まさに私だ!)
会社員でもなく、ニートでもない
ゆるゆるとしたアメーバのような生き方は
検討する価値があると思う。

「人類は二種類に分けられる。
床を張れる人と張れない人である」
だそうです(笑)

ランチのアッコちゃん/柚木麻子

スカッと爽やかな気分になる4つの短編。

派遣社員、元コギャル、ゆとり世代の女子、
ついでに私と同年代のアッコちゃんも
いろんな壁にばんばんぶちあたるのだが、
乗り切り方が前向きですばらしい。

私がよく行く書店では
ずーっと同じ場所に平積みになっていて、
手書きのPOPも付いている。
書店員さんが売りたい本でもあるのだなあ。