何者/朝井リョウ

主人公は就活真っ最中の大学生たち。

学生なんて無知で自意識過剰で
いま思えば恥ずかしいことばかりで、
学生時代の自分を振り返ると
速攻で穴を掘って入りたくなる。

この小説に登場する学生たちも
とにかくカッコ悪すぎで、
読んでいて息苦しくなった。

それにしても
学生たちの貴重な時間を奪う
いまどきの就活ってなんなんだ。

弱いつながり 検索ワードを探す旅/東浩紀

タイトルからはわかりにくいけれど
「旅に出よう」がテーマのエッセイ。
ただし、旅に出る目的は
「検索ワードを探す」ためだ。

 

いまやあらゆる情報がネット上に存在する。
私もネット検索をしない日はない。
でも、適切な検索ワードを入力しなければ
必要な情報は得られない。

そこで著者は、旅に出て意図的に環境を変え、
いつもと違う人やモノに触れることで
新しい検索ワードに出会おう、と説く。

そして、旅先では常にネットに接続し、
そのような検索ワードに出会ったとき
すぐに調べられるようにしたい、とも。

 

いわく、「観光地ではうつむいて
スマホで検索すべし」

そう言われたら、どんどん旅に出て
どんどんその場で検索したくなるなあ。

 

著者の東浩紀さんは
チェルノブイリの観光ツアーを参考に
福島第一原発の跡地とその周辺を
観光地にする提案もしている。

『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』
『福島第一原発観光地化計画』

どちらも読みごたえがありそうーー。
そのうち読んでみよう。

下町ロケット2 ガウディ計画/池井戸潤

ロケットエンジンの次は医療機器。

誠実で夢のあるものづくりの話は
期待に違わずおもしろく、
各所に散りばめられた泣きポイントで
まんまと泣かされてしまった。

今週も前向きにがんばろう!