『サバイバル登山家』服部文祥
本ときどき映画
少し前に読んだ借りものの本。
タイトルは著者の造語で、
イワナを釣り、山菜を採りながらの
自給自足に近い山行を意味する。
まあ大変そうだけど(笑)
昔の人はこうやって山に入り、
暮らしの糧を得てきたのだろう。
偶然にもこの本を読んだ後、
アルパインクライマーの方に
インタビューする機会があった。
荷物を軽くし、環境に負荷をかけず、
人に頼らずに、自力で登るスタイルだ。
その方も、山の中でもできるだけ
普通の食事をしたい、と話してくれた。
アルファ米ではなく、生米を持参して炊き、
乾物をだしに料理を作っているという。
軽やかで、たくましくて
いいなあと思った。
それにしても
登山家には文章が上手な人が多い。
■『サバイバル登山家』
服部文祥 著(みすず書房)
この記事へのコメントはありません。