『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子
本ときどき映画
今年の上半期ベストセラー
総合第1位らしい。
このご時世に90万部!
「娘と私の…」シリーズで
笑かしてもらった世代としては、
あのお嬢さんも55歳なのかあ、と
なかなか感慨深かった。
当時は「よく怒っている人」
というイメージが強くて、
それはいまも変わらないようだけれど
お説教ではぜんぜんない。
まなざしがしみじみとあたたかく、
ものごとの核心をついている。
苦楽を積み重ねてきた
お年寄りの話は聞くべきなのだな。
こういう本が多くの人に
読まれているのはうれしい。
■『九十歳。何がめでたい』
佐藤愛子 著(小学館)
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