『模倣の殺意』中町信
本ときどき映画
1972(昭和47)年に書かれたミステリー。
近所の書店で2カ月ぐらい前から
大々的に平積みになっていた。
書店のPOPどおり、あっと驚くラストなのだが
それよりも昭和の世界が懐かしい。
登場人物はもれなく喫煙者だし
印刷所は手書きの原稿から活字を組んでるし
飛行機に乗るのは鉄道より危険度が高い。
いちばん驚いたのは、主人公の女が20代のくせに
上司やをはじめ年上の人々にタメ口な点。でも、
それが上から目線じゃなくて対等な感じなので
むしろかっこよく思えてくる点。
昭和ってこうだっけ?
日本語ってこっちが正しいんだっけ??
と、昭和の人間ながら疑問に思う。
読まれた方、感想プリーズ。
■『模倣の殺意』
中町信 著(創元推理文庫)
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