『死の淵を見た男』門田隆将
本ときどき映画
事故当時の福島第一原発にいた人たちの
命をかけた闘いの“事実”のみを描いている。
この人たちが 体を張ってくれたからこそ
「チェルノブイリ×10の規模の事故」にならず
日本が「 北海道、汚染で住めない東北・関東、西日本」
の三分割にもならずに済んだというのだ。
スケールはぜんぜん違うけれど、先日の
「埼京線でホームに転落した人を助けるのに
周囲にいた乗客たちも電車を押すのに協力した」
出来事を思い出した。
現場にいる人が自分で判断して行動する力。
日本人はすごい能力を持っていると思う。
でも現場を離れた途端、他人事になってしまうのも
また日本人の特性なのだ。
■『死の淵を見た男』
門田隆将 著(PHP研究所)
この記事へのコメントはありません。