『死の淵を見た男』門田隆将

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本ときどき映画

事故当時の福島第一原発にいた人たちの
命をかけた闘いの“事実”のみを描いている。

『死の淵を見た男』書影

この人たちが 体を張ってくれたからこそ
「チェルノブイリ×10の規模の事故」にならず
日本が「 北海道、汚染で住めない東北・関東、西日本」
の三分割にもならずに済んだというのだ。

スケールはぜんぜん違うけれど、先日の
「埼京線でホームに転落した人を助けるのに
周囲にいた乗客たちも電車を押すのに協力した」
出来事を思い出した。

現場にいる人が自分で判断して行動する力。
日本人はすごい能力を持っていると思う。
でも現場を離れた途端、他人事になってしまうのも
また日本人の特性なのだ。

 

■『死の淵を見た男』
門田隆将 著(PHP研究所)

『死の淵を見た男』書影

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さとまる

トラベルライター&エディター。
1965年生まれ、東京在住。
出版社勤務ののち独立して、Sawa-Sawaの屋号で旅行メディアの仕事をしています。

旅行はいつどこへ誰と行っても楽しく、弾丸よりも長く行きたい派。とくに東南アジアや沖縄の高温多湿な気候とボーダーレスな雰囲気が好きです。温泉&ビール付き日帰りハイキングもお気に入り。

2019年4月にブログをリニューアルしました。ときどき覗いてみてくださいね。
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