『開店休業』吉本隆明

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本ときどき映画

食べ物の本、もう一冊。

『開店休業』書影

吉本隆明さんが食の思い出を綴った40編に
それぞれハルノ宵子さんが追想文を添えている。
愛にあふれていて、ときに辛辣で
父娘のかけ合いにくすっと笑える。

連載当時の時系列で並べられているため
「父」が老いていくさまはせつないけれど、
「娘」がありのままを受け入れ、
最後まで寄り添う姿には頭が下がる。

もちろん食べ物の話もおもしろい(笑)
いい本です。

 

■『開店休業』
吉本隆明 著、ハルノ宵子 追想・画(プレジデント社)

『開店休業』書影

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さとまる

トラベルライター&エディター。
1965年生まれ、東京在住。
出版社勤務ののち独立して、Sawa-Sawaの屋号で旅行メディアの仕事をしています。

旅行はいつどこへ誰と行っても楽しく、弾丸よりも長く行きたい派。とくに東南アジアや沖縄の高温多湿な気候とボーダーレスな雰囲気が好きです。温泉&ビール付き日帰りハイキングもお気に入り。

2019年4月にブログをリニューアルしました。ときどき覗いてみてくださいね。
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