『下り坂をそろそろと下る』平田オリザ

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本ときどき映画

いまやっている仕事は
“学び”に関する分野で、
あれこれ検索していると
平田オリザさんの名前をよく目にする。

大学や地域の文化施策に
たくさん関わっているのですね。
で、一冊読んでみた。

 

 

内容はタイトルそのまま。
右肩上がりの成長が終わり、
衰退期に入った日本は
下り坂をどのように下ればよいのか。

文化の学び、地域振興、震災復興、
嫌韓反中、新幹線、安倍政権の分析など
ダイナミックに展開する論考に
たくさんのヒントがあった。

 

著者の体験をもとに
先達の言葉を交えつつ
(司馬遼太郎センセイが頻出)
つまるところは、文化を核にした
「まちづくり」の重要性を説く。

現実を直視して
価値観を転換せよ、と。
肝に銘じよう。

 

■『下り坂をそろそろと下る』
平田オリザ 著(講談社現代新書)

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さとまる

トラベルライター&エディター。
1965年生まれ、東京在住。
出版社勤務ののち独立して、Sawa-Sawaの屋号で旅行メディアの仕事をしています。

旅行はいつどこへ誰と行っても楽しく、弾丸よりも長く行きたい派。とくに東南アジアや沖縄の高温多湿な気候とボーダーレスな雰囲気が好きです。温泉&ビール付き日帰りハイキングもお気に入り。

2019年4月にブログをリニューアルしました。ときどき覗いてみてくださいね。
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