『下り坂をそろそろと下る』平田オリザ
本ときどき映画
いまやっている仕事は
“学び”に関する分野で、
あれこれ検索していると
平田オリザさんの名前をよく目にする。
大学や地域の文化施策に
たくさん関わっているのですね。
で、一冊読んでみた。
内容はタイトルそのまま。
右肩上がりの成長が終わり、
衰退期に入った日本は
下り坂をどのように下ればよいのか。
文化の学び、地域振興、震災復興、
嫌韓反中、新幹線、安倍政権の分析など
ダイナミックに展開する論考に
たくさんのヒントがあった。
著者の体験をもとに
先達の言葉を交えつつ
(司馬遼太郎センセイが頻出)
つまるところは、文化を核にした
「まちづくり」の重要性を説く。
現実を直視して
価値観を転換せよ、と。
肝に銘じよう。
■『下り坂をそろそろと下る』
平田オリザ 著(講談社現代新書)
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