『タイの政治文化 ー剛と柔ー』赤木攻

本イメージ
本ときどき映画

先日、タイ政府の「安全宣言」会見に出席した際、
タイのクーデターについてググってみたら
1932年に立憲君主制に移行してから13回目!
(革命、反乱を含めるとさらに多い。)

なんだそれ!と思って読んでみたのが
長年、タイの政治・社会を研究されている
教授が書かれたこの本。

『タイの政治文化』書影

私が読んだのは1989年のオリジナル版で
発行から25年も経っているけれど、
2008年に新版(写真)が出ているので
基本的な状況は変わっていないのだろう。

タイの政治に関する疑問だけじゃなくて、
これまで不思議に思っていた
タイのいろいろなことが少しは理解できて
タイ好きの私にはとてもためになった。

サブタイトルにある「柔」ってのが
私たちにとっては「テキトー」に感じられて、
でも、タイ人からは「マイペンライ」って
言われちゃう部分なのかな。

何かと決まりごとが多い日本を
つねづね窮屈に感じる身としては、
次回はタイ人になりたいと思う。

 

■『タイの政治文化 ー剛と柔ー』
赤木攻 著(エヌエヌエー)

『タイの政治文化』書影

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さとまる

トラベルライター&エディター。
1965年生まれ、東京在住。
出版社勤務ののち独立して、Sawa-Sawaの屋号で旅行メディアの仕事をしています。

旅行はいつどこへ誰と行っても楽しく、弾丸よりも長く行きたい派。とくに東南アジアや沖縄の高温多湿な気候とボーダーレスな雰囲気が好きです。温泉&ビール付き日帰りハイキングもお気に入り。

2019年4月にブログをリニューアルしました。ときどき覗いてみてくださいね。
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