『オリンピックの身代金』奥田英朗
本ときどき映画
Cハルさんからの借りものだったかな?
東京オリンピック前夜が舞台のクライムノベル。
登場人物のキャラクターがそれぞれに強力なので
いろんな人に感情移入できてお得な感じ(笑)
でも、それより。
昭和39年があまりにも今と別世界だったことに驚き。
東京オリンピックに向かう日本の狂騒にも驚き。
東京オリンピックの翌年に生まれたので
“東京オリンピックを知らない世代”と思っていたけれど
物語が進行する日付を見ていたら
このときすでに母のお腹の中にいたのだと気づいた。
お腹の中でゴロゴロしながら
日本の国威発揚を感じていたのかもしれない。
■『オリンピックの身代金』
奥田英朗 著(角川文庫)
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