『オリンピックの身代金』奥田英朗

本イメージ
本ときどき映画

Cハルさんからの借りものだったかな?
東京オリンピック前夜が舞台のクライムノベル。
登場人物のキャラクターがそれぞれに強力なので
いろんな人に感情移入できてお得な感じ(笑)

『オリンピックの身代金』書影

でも、それより。
昭和39年があまりにも今と別世界だったことに驚き。
東京オリンピックに向かう日本の狂騒にも驚き。

東京オリンピックの翌年に生まれたので
“東京オリンピックを知らない世代”と思っていたけれど
物語が進行する日付を見ていたら
このときすでに母のお腹の中にいたのだと気づいた。

お腹の中でゴロゴロしながら
日本の国威発揚を感じていたのかもしれない。

 

■『オリンピックの身代金』
奥田英朗 著(角川文庫)

『オリンピックの身代金』(新)書影

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さとまる

トラベルライター&エディター。
1965年生まれ、東京在住。
出版社勤務ののち独立して、Sawa-Sawaの屋号で旅行メディアの仕事をしています。

旅行はいつどこへ誰と行っても楽しく、弾丸よりも長く行きたい派。とくに東南アジアや沖縄の高温多湿な気候とボーダーレスな雰囲気が好きです。温泉&ビール付き日帰りハイキングもお気に入り。

2019年4月にブログをリニューアルしました。ときどき覗いてみてくださいね。
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