『模倣の殺意』中町信

本イメージ
本ときどき映画

1972(昭和47)年に書かれたミステリー。
近所の書店で2カ月ぐらい前から
大々的に平積みになっていた。

『模倣の殺意』書影

書店のPOPどおり、あっと驚くラストなのだが
それよりも昭和の世界が懐かしい。

登場人物はもれなく喫煙者だし
印刷所は手書きの原稿から活字を組んでるし
飛行機に乗るのは鉄道より危険度が高い。

いちばん驚いたのは、主人公の女が20代のくせに
上司やをはじめ年上の人々にタメ口な点。でも、
それが上から目線じゃなくて対等な感じなので
むしろかっこよく思えてくる点。

昭和ってこうだっけ?
日本語ってこっちが正しいんだっけ??
と、昭和の人間ながら疑問に思う。
読まれた方、感想プリーズ。

 

■『模倣の殺意』
中町信 著(創元推理文庫)

『模倣の殺意』書影

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さとまる

トラベルライター&エディター。
1965年生まれ、東京在住。
出版社勤務ののち独立して、Sawa-Sawaの屋号で旅行メディアの仕事をしています。

旅行はいつどこへ誰と行っても楽しく、弾丸よりも長く行きたい派。とくに東南アジアや沖縄の高温多湿な気候とボーダーレスな雰囲気が好きです。温泉&ビール付き日帰りハイキングもお気に入り。

2019年4月にブログをリニューアルしました。ときどき覗いてみてくださいね。
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