『美しい子ども』松家仁之 編

本イメージ
本ときどき映画

ジュンパ・ラヒリやアリス・マンロー。
さまざまな背景を持つ
現代の小説家11人の
短編を集めたアンソロジー。

『美しい子ども』書影

知らない場所の、知らない境遇の人たちの
生きざまと心を覗き見るようで、
短編っておもしろいなあ、とつくづく思う。

日常の風景を切り取った話が多いなか、
本書のタイトルになっている
ディミトリ・フェルフルストの「美しい子ども」、
ネイサン・イングランダーの
「若い寡婦たちには果物をただで」など
心に突き刺さる衝撃の物語もある。

短編のつづきのような
編者のあとがきもよかった。

 

■『美しい子ども』
松家仁之 編(新潮クレスト・ブックス)

『美しい子ども』書影

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さとまる

トラベルライター&エディター。
1965年生まれ、東京在住。
出版社勤務ののち独立して、Sawa-Sawaの屋号で旅行メディアの仕事をしています。

旅行はいつどこへ誰と行っても楽しく、弾丸よりも長く行きたい派。とくに東南アジアや沖縄の高温多湿な気候とボーダーレスな雰囲気が好きです。温泉&ビール付き日帰りハイキングもお気に入り。

2019年4月にブログをリニューアルしました。ときどき覗いてみてくださいね。
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