タイ国王のこと
その他
初めてタイへ行ったのは25年前。
ドンムアン空港から
真っ暗なガタガタ道を走って
バンコク市内に着くと、
薄暗い街に裸電球を下げた屋台が
あちこちで賑わっていて興奮した。
印象に残ったのは
ホテルにも食堂にも民家にも
国王の写真や肖像画が飾られていたこと。
日本の御真影みたいなものかな?
と想像していたら、どうも違った。
タイの人たちは王様が大好きで
心から尊敬しているようなのだ。
そう聞いてびっくりして
タイっていいなあ、と思った。
その後もタイを訪れるたびに
プミポン国王の業績や人柄を称える話や
ここ数年は病状を心配する声を
あちこちで耳にすることになった。
私がのほほんとタイを旅行したり
楽しく取材したりできるのも
そんな国王の存在のおかげだと思っている。
感謝とともにご冥福をお祈りします。
これからもタイの人たちの心が
平穏でありますように。
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