プラナカンのマレー半島④ 癒されないマラッカの癒しホテル

マラッカのホテル・プリ
海外旅行

マラッカって本当はいいところなんだと思う。

オランダ広場から丘のてっぺんに上ると
青い海とショップハウスの連なりがきれいだし、

 

中心部はこぢんまりしていて
裏通りを歩くのが楽しい。

 

川沿いは長ーーい遊歩道。
風が涼しくなる夕方に散歩したり、
リバークルーズに乗るのも気持ちがいい。

 

でも。
マラッカはツーリスティックに過ぎる。

オランダ広場は観光客であふれ、
車が多くて道を渡れず(歩行者用の信号なんてない)、
メインストリートは原宿化しているし、
昼間はドブ川の匂いが鼻をつく。

……癒されないなあ、ここ。

 

で、最大のイラッとする原因がこれ(笑)

いくらなんでもデコりすぎではないか。
後方にはスピーカーが付いていて、
大音量でイケてない音楽を流し続けている。

しかも、夜になると光り出す…。

オランダ広場もあやしい雰囲気に一変。

 

そんなわけでマラッカでは
ピンポイントで出かける以外、
ホテルに引きこもってまったりしていた。

プラナカンの邸宅を改装したホテル・プリは
雰囲気もサービスもとてもよい。

 

昼下がりは中庭でビールを飲み、

夜も中庭でビールを飲み、
蚊と闘いながらニョニャ料理を堪能。
豚肉とじゃがいもの醤油煮、おいしいよぅ。

 

朝ごはんはもうひとつの中庭でゆっくり。

 

ニョニャ料理といえば、行列ができていた
「ナンシーズ・キッチン」という店へも行ってみた。
味も雰囲気もかなりローカルな感じ。
甘くて、しょっぱくて、冷房が効きすぎ。
(でも、もちろん嫌いじゃない。)

注文したのは、カレー風味のニョニャ・ラクサと
チンチャーロ・オムレツ。
チンチャーロはオキアミを発酵させた調味料で、
ビールくれ!と叫びたいほどの塩辛さ。

デザートは熱帯にぴったりのかき氷、チェンドル。
パームシュガーの蜜の甘さに疲れが吹き飛ぶぜ!

あ〜チェンドル食べたいなあ。

(つづく)

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さとまる

トラベルライター&エディター。
1965年生まれ、東京在住。
出版社勤務ののち独立して、Sawa-Sawaの屋号で旅行メディアの仕事をしています。

旅行はいつどこへ誰と行っても楽しく、弾丸よりも長く行きたい派。とくに東南アジアや沖縄の高温多湿な気候とボーダーレスな雰囲気が好きです。温泉&ビール付き日帰りハイキングもお気に入り。

2019年4月にブログをリニューアルしました。ときどき覗いてみてくださいね。
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