沖縄戦のこと①

北谷海岸
国内旅行

仕事仲間の編集者Sさんのお誘いで、
沖縄平和祈念資料館のシンポジウム
「日系二世ウチナーンチュが見た戦中、戦後」
に先週末、お邪魔してきた。

日系アメリカ人の戦争体験の聞き取りを
平和祈念資料館が行っているそうで、
ハワイ在住の日系二世のお二人が
戦争の体験を話してくださった。

お一人は比嘉武二郎さん、91歳。
武二郎さんの話は、1991年発行の
この本にもまとめられている。
(現在は絶版)

 

武二郎さんは両親が沖縄県人の「帰米二世」。
ハワイ生まれだが、沖縄で14年暮らし、
ハワイへ戻ったところで日米開戦を迎える。

米軍に入隊すると、堪能な日本語を買われ、
陸軍情報部に配属されて沖縄戦で通訳を担当。
敵軍として故郷に上陸する葛藤をかかえながら、
壕に隠れている民間人を助けたい一心で
ウチナーグチ(沖縄語)で投降を呼びかけたという。

沖縄県人のためのシンポジウムなので
会場にいる県外の人は私を含め少数だった。
基地問題への質疑応答も表現が直接的で、
何というか、強いアウェー感を受けたのは
沖縄と、東京を含む内地の人々の温度差が激しく、
会場にいる自分が後ろめたかったのだとも思う。

 

翌日、武二郎さんに取材する機会があり、
米軍が上陸した地点に近い
北谷(ちゃたん)の海岸で撮影をした。
でも、このあたりは人工ビーチなので
「地形が変わってしまって、ぜんぜんわからない」
と武二郎さん。

思い出させてしまってごめんなさい。
そして貴重な時間をありがとうございました。

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

さとまる

トラベルライター&エディター。
1965年生まれ、東京在住。
出版社勤務ののち独立して、Sawa-Sawaの屋号で旅行メディアの仕事をしています。

旅行はいつどこへ誰と行っても楽しく、弾丸よりも長く行きたい派。とくに東南アジアや沖縄の高温多湿な気候とボーダーレスな雰囲気が好きです。温泉&ビール付き日帰りハイキングもお気に入り。

2019年4月にブログをリニューアルしました。ときどき覗いてみてくださいね。
about