恋歌/朝井まかて

『眩』をブログに上げたら
複数の友人が勧めてくれた本。

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恋愛小説でもあり。
歴史小説でもあり。

最初は空き時間に
ちょこちょこ読んでいたのだけれど、
そういう読み方はもったいない気がして
休みの日にじっくり読んだ。

 

水戸の話だったのかー。
しかも直木賞受賞作。

 

幕末の水戸藩は
尊皇攘夷の先鋒だったのに、
内紛と粛清を繰り返したせいで
維新後に活躍する人材が残らなかった。

その根底に貧しさがあった、
ということがひしひしと伝わってくる。

 

水戸藩の幕末は闇の歴史なのだな。
私(水戸出身)も学校では
ほとんど教わった記憶がない。
貧しかったとは聞いていたけれど…。

貧困は心を荒ませ、憎しみを生み、
次の世代へ連鎖していく。
尊皇攘夷の思想といい、
現代にも通じる話じゃない?

 

物語の舞台は実家の近所。
どの風景も頭の中で映像化できて
臨場感が倍増なのも
個人的なお得感。

下り坂をそろそろと下る/平田オリザ

いまやっている仕事は
“学び”に関する分野で、
あれこれ検索していると
平田オリザさんの名前をよく目にする。

大学や地域の文化施策に
たくさん関わっているのですね。
で、一冊読んでみた。

 

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内容はタイトルそのまま。
右肩上がりの成長が終わり、
衰退期に入った日本は
下り坂をどのように下ればよいのか。

文化の学び、地域振興、震災復興、
嫌韓反中、新幹線、安倍政権の分析など
ダイナミックに展開する論考に
たくさんのヒントがあった。

 

著者の体験をもとに
先達の言葉を交えつつ
(司馬遼太郎センセイが頻出)
つまるところは、文化を核にした
「まちづくり」の重要性を説く。

現実を直視して
価値観を転換せよ、と。
肝に銘じよう。

眩/朝井まかて

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くらら、と読みます。
クララじゃないよ。

1カ月ぐらい前にやっていた
宮崎あおいさん主演の
ドラマの原作。

 

もうね、江戸言葉のセリフが
いちいちカッコよくって。
お栄さんの生き方も
見事にカッコよくって。

この先も独身でいるならば
こんなふうにいきたいと
思った次第。