生きるための選択/パク・ヨンミ

13歳で脱北したパク・ヨンミさんの手記。

 

ご本人が若く美しいので、検索すると
「美人すぎる脱北者」とか出てくるけれど
本書を読めば不謹慎な表現だと気づくはずだ。
そんなコメントしたやつ、出てこーーい!

 

北朝鮮がどのような国なのか
日本で生活していると想像しがたい。

金一族にすべてを捧げるよう洗脳され、
従わなければ密告され、拷問され、
公開処刑される恐怖政治。
トンボをあぶって食べたほどの飢餓。
脱北してからの中国での人身売買。

あれ? これ100年前の話だっけ?
とつい錯覚しそうになるけれど
わずか10年足らず前の出来事なのだ。
今年23歳になるヨンミさんが脱北したのは2007年だ。

私はその頃、何をしていただろうか?
思うようにいかない人生にグチりながらも、
好きな仕事をして、好きなところへ旅をして
楽しく過ごしていたのは間違いない。

 

ヨンミさんが中国とモンゴルを経て
韓国にたどり着いたとき、
15歳なのに8歳の学力しかなかったという。

猛勉強してソウルの名門大学に入学し、
英語でスピーチしたことで名を知られ、
今年からアメリカのコロンビア大学で学んでいるらしい。
本書も英語で書かれたものの日本語訳だ。

彼女は才能もあり、大変な努力もし、
運にも恵まれていたのだろう。
だからこそ伝えるための言葉を得て
私たちに北朝鮮の事実を教えてくれる。

リオ・オリンピックでも
北朝鮮の選手を見かけるけれど、
負けたらどうなるのかな…
と、つい想像をめぐらせてしまう。

 

ヨンミさんが注目されるきっかけになった
2014年のダブリンでのスピーチはこちら

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