花摘む人/玉村豊男

すでに40代後半だった著者が
ワイナリーをつくるまでの物語。

 

新規参入を応援しているとは
とても思えない、農地法や酒税法。
2004年の出版だから
少しは改善しているのだろうか。

ぶどうの搾りかすでグラッパを作ろうと
伝統の作り方を教わりにイタリアまで行ったり。
おいしいシードルを作るための
搾汁器を職人に作ってもらったり。
(酒税免許をとるのに義務付けられた
生産量をクリアするため)

ワインづくりだけでなく
ひとつひとつがきちんとしていて、
おいしいものを届けたいという
熱意が伝わってくる。

結果、オープンから13年経ったいま
ヴィラデストのワインは
高い評価を受けているようだ。
(私は飲んだことがないけれど)

 

このところ国産ワインに関する本を
何冊か読んでいるなかで、
読み物としていちばん面白かった。
筆力(と編集力)なんだろうなあ。

巻末に付いている
「ヴィラデストワイナリー設立趣意書」
も素晴らしい。
企画書はこうでなきゃ!

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